専門的なスキルをお貸しします!
玉川まちづくりハウスは、“すまいや身近な環境の改善や保全”に取り組む地域住民の活動を様々な手法でお手伝いする民間非営利の専門家組織として出発しました。
今でこそ公的な拠点をつくる際には必ず、利用者や地域住民の意見を取り入れることが当たり前になっていますが、玉川まちづくりハウスが出発した20年前には、まだ端緒についたばかり。いちはやく取り組んだワークショップの技術や、「市民とともに考えること」を社会に広めることが大きな事業の柱でした。各自治体の事業を受託したり、国土交通大学校等で授業することなどを専門性提供事業として、収入の柱としてきました。
行政からもいくつかの委託があり、民間のまちづくりコンサルタントと同様の業務を行ってきました。先進的なワークショップという技術とNPOという立場がこうした業務を獲得するのにプラスとなっていたのです。しかし、この数年行政からの業務委託の内容が変化しています。
世田谷区のNPO団体とのネットワークを活かした業務の受託や地域のコミュニティをテーマにした課題など、よりハウスの活動実績に関わりの深い部分の委託事業にシフトしているのだと思います。この部分については大切に育てていきたいと考えています。